みなさま、こんにちは!お車とお体の健康状態は如何でしょうか?
「あったか七重浜診療所」でお馴染みのドクター久保でございます!
前回の記事で今年の抱負を書初めしたのですが、私は「信」という漢字を書きました。(今まで書いてきた中で一番上手く書けた!)←自己満足です。
今年に入ってすぐに起きた能登半島地震、今もなお行方不明者の必死な捜索が続けれています。
そのニュースの中で救助隊の必死な救助、被災された方々に寄り添う姿に私は胸を打たれました。
私は救助隊のように人を救助する事はできないと思います。
ですが、不具合の起きたお車の救助はできます!
私が今年の抱負の漢字を「信」にした一番の理由は皆様1人1人に、そしてお車1台1台に寄り添い、皆様のお力になれれば幸いと考えたからです。
これからも、自分でたてた今年の目標の「信」を得るために皆さんのお車を精一杯診療させて頂きますので、どうぞ今年も宜しくお願い致します。
それでは本題に入っていきたいと思いますが、今回の記事のテーマは 車の「消耗品」や「定期的な交換が必要な部品」です。
皆様もいくつか思い浮かぶものがあると思います。
車の消耗品は交換の目安がありますが、乗り方や地域によっては交換時期が異なる場合もありますので、今回、私ドクター久保が主に整備する機会が多いものをご紹介させて頂きます。是非最後までお付き合いください。
それでは参ります…
【エアコンフィルター】
車外の塵、埃、花粉などをカットしてくれるフィルターで快適な運転には欠かせない物です。
交換の目安は1年毎となっておりますので、しばらく交換されていない方は交換をお勧めします。
フィルターが汚れていると、臭いがキツくなるのは勿論ですが、そのフィルターを通った空気が車内に流れてきますので衛生的にも良くないですよね。
【補機ベルト(パワステベルト、エアコンベルト、ファンベルト)】
エンジンの動力を機器類に伝える大事な役割をしています。
時間と共に摩耗して、キュルキュルと音が鳴るようになります。
ベルトが切れてしまうと走行に支障をきたしますので定期的な交換が必要です。
走行3万キロ程で交換の目安となります。
【ブレーキパッド、ディスクローター】
車のブレーキを構成する大事な部品で、走行中にタイヤと共にディスクローターという円盤状の部品が回転しており、ブレーキを踏むと、その円盤をブレーキパッドという部品が挟み込む形で車を減速、停止させるのですが、ブレーキパッドもディスクローターも摩擦で削れていく消耗品となっております。
摩耗が進むと「キーキー」金切り音のような音がするようになり、ブレーキの効きが低下します。
交換の目安はブレーキパッドが走行2〜3万キロ、ディスクローターは国産車で走行10万キロ、輸入車で5万キロが交換の目安です。
【ドライブシャフトブーツ、ボールジョイントブーツなどのゴムパーツ】
車の足回りには沢山ゴム製品で出来た部品がありますが、輪ゴムなどと一緒で時間が経つと劣化して固くなったり、ひび割れしたり、最悪切れてしまったりします。
こういった部品はジョイントといった可動部分の保護の役割があるんですが、部品の内側にはグリースが入っている物が多く、亀裂が入ると中のグリースが漏れ出してしまい、放置すると最悪走行不能になる事もありますので注意が必要です(ご自身で点検する事が困難な場所にある場合がほとんどですので、点検は我々にお任せ下さい!)。
【バッテリー】
車のエンジンを始動する、またはヘッドライトなどの電装品を使用する際の電力を車に供給する大事な部品です。
バッテリーの電圧が低下するとエンジンが掛かりづらくなったり、ライトが暗くなったりといった症状が出る場合もあり、最悪の場合エンジンが掛からなくなったりする事もありますので注意が必要です。
交換の目安は2年~3年となっていますが、寒い日に急にバッテリーが弱るといった事もありますので、定期的な点検をお願い致します。
【タイヤ】
皆さんご存知のタイヤですが、もちろん交換の目安があります。
交換の目安は装着開始から4年ほどと言われていますが、年間の走行距離や走行状況によって大きく変わってきます。
溝の残りが4ミリ以下は性能の低下が始まりますので交換の目安となりますし、逆に溝が残っていても4年以上経過しているタイヤは経年による劣化が進んでいますので、こちらも交換が必要です。
【ブレーキフルード】
車のブレーキはブレーキペダルを踏んだ時にブレーキフルードの油圧によってブレーキが作動する仕組みになっています。
ブレーキフルードは油圧をかけて車が止まる為に重要な役割をしていますが、水分を含むとブレーキの熱により沸騰し、気泡が発生する事により、ブレーキが効かない(ベーパーロック現象)といった事が起きる可能性が上がりますので、定期的な交換が必要です。
交換の目安は2年に1回となっています。
【ワイパーブレード】
ワイパーブレードはご存知の通り、雨の日や雪の日の走行時に視界を良好にする為にありますが、劣化してくると拭きムラができたり、異音がでたりすることがあります。
劣化した状態のまま使用し続けていると最悪、ウィンドウガラスを傷つけてしまう事もありますし、何より悪天候時の運転に支障をきたす場合もありますので、定期的な交換が必要です。
交換の目安は1年毎(1シーズン毎)となっています。
【ライト(電球類)】
ライトは夜間走行時の視界の確保、自車の存在を周りに周知するために無くてはならないものです。
電球はいつ切れるか分かりませんので夜間に走行する場合はこまめに確認しておく必要があります。
特にブレーキランプなどは後方にあるため、中々自身では球切れに気付きづらいので給油の際にでも当診療所で点検をさせて下さい。
【エンジンオイル】
車の心臓であるエンジンの性能を発揮し、性能を保つために欠かせないのがエンジンオイルです。
エンジンオイルには【密封・潤滑・冷却・洗浄・防錆】と、それだけで記事が一つ書けちゃうくらい様々な役割がありますが、定期的に交換しないとその役割を果たせず、最悪の場合エンジンを傷めてしまう事もあります。
交換の目安は走行3千キロ~5千キロ、もしくは半年に1回です。
また、エンジンオイルの汚れを取り除く、オイルフィルターもオイル交換の2回に1回は交換しましょう。
如何でしたでしょうか?
他にも沢山の消耗品がありますが今回はこちらの消耗品を載せさせて頂きました。
私も記事を書いていてやはり「車はマメに診てあげないといけない」 と再認識致しました。
人の身体と同じで、定期的な健康診断(点検)を行なう必要がありますが、車検時の点検だけでは不十分ですので、短い期間でこまめに点検を行い故障を未然に防ぎましょう!
当診療所では、ご紹介させて頂いた消耗品の点検はいつでも無料で実施出来ますので、是非当診療所スタッフにお気軽にお声を掛けて下さい。
今回の記事はここまでとさせて頂きます。
それでは、お車とお体と定期的な点検をお大事に・・・!
記事担当:Dr.Driveセルフ七重浜店 久保浩太