皆さんこんにちは。
ライブハウスきの店の森です。
2011年(平成23年)3月11日、東北地方太平洋沖を震源とするM9.0の大地震が起こり、9年前の今日、東日本を襲った大地震と津波により多くの命が失われました。
犠牲となられた方々とご遺族の皆さまに改めてお悔やみ申し上げます。
また福島での原子力発電所の事故により非難を余儀なくされた方々、そして皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
今回、私が東日本大震災の記事を書こうと思ったきっかけが、石巻で暮らすある女性の話が忘れられなかったからです。
その女性は「石巻は津波で人が死んだだけじゃない 今も死んでいる」「家族も居なくなって仕事も無くなって だから今も死んでいる」と仰っていました。
石巻市ではカフェでお坊さんが働いたり絵を描く仕事もしている人がいて、1人で3つも4つも仕事をしている人もいれば、まったく仕事が出来なくなった人がいる事を知りました。
経済活動をしている人と出来なくなった人が、はっきり分かれているみたいです。
その女性の方は震災当時お坊さんに質問をしていたそうです。
質問は生存確認‼
○○さんは?……
○○君は?……
○○ちゃんは?……
○○君は?
『生きてる‼』
って聴いた瞬間にポロポロ涙を流されます。
不思議じゃないですか?
普通、人が涙を流す時は大切な人が亡くなった時じゃないですかね?
ところが、その女性は亡くなった情報を聴いた時は涙を流さなかったのに、生きている情報を聴いた時にポロポロ涙を流されます。
何故でしょう?
それは死んでいるのが当たり前だから。
生きてるって聴いた瞬間に心が動くんです、感動するんです。
それぐらい石巻では死んでいる方が当たり前。
生きている方が奇跡なんです。
仕事もそうです。
震災後、仕事が出来なくなった人も働けなくなった人もいる。
働けるのが当たり前じゃない働ける事が奇跡なんです。
でも私たちはどうでしょう?
毎日ある事に対して当たり前になってしまうと、そのことに感謝したり出来なくなってしまいます。
もし私が震災の体験があって、ずーっと覚えておけるなら、「あ~目が覚めた~命がある~ありがとう‼」って、
きっとならないかもしれません。
「あぁ眠い」って起きてしまうかもしれません。
今日、生きているのが当たり前だと思っちゃうからです。
仕事している時も意識していないと忘れます。
仕事があるのが当たり前だと思っちゃうからです。
もし震災で仕事が出来なくなった方達が仕事をする時は、感動の涙を流しながら仕事をするんだと思います。
それぐらい私たちは当たり前の事を忘れるみたいです。
そしてご存知の方もいるかもしれませんが、6.3%、この数字今ある会社が10年後生き残っている確率の数字です。
正確に言うと今から10年前に世の中にあった会社の数をカウントして、今、現在生き残っている会社の数を数えたら6.3%が残っていて、94%無くなっていた過去から現在のデーターです。
てことは、これから景気が良くなれば少し上がるかもしれないが、悪くなると下がるってことです。
でも私たちは会社があるのは当たり前って思っているかもしれません。
もう少し詳しいデータを紹介します。
会社の生存率は5年間で14.8%、つまり85%の会社は無くなっています。
10年後は6.3%なので94%無くなっていて、20年後、残っているのは0.4%。99.6%は10年後会社が無くなっていた‼
これが総務省が出している世界のデータです。
では私たちが働く会社は創業どれぐらいでしょうか?
会社があるのは当たり前じゃない、奇跡だってことです。
どうですか?いつも私たちが会社に出勤する時に、車や歩いて自分の会社が見えた時こう思ってます?
「うわ~今日も会社がある~‼奇跡~(・∀・)♪」
これが正しいんです。
だってデータでは無い方が当たり前。
でも本当は世の中に何社あるのか誰も分からないみたいです。
国も把握出来ていない。何故か分かりますよね?
あまりにも沢山無くなっていて分からないそうです。
会社は登記する時はちゃんと書類を提出するけど、やめる時は出さない会社もあるから、それぐらい世の中のデータは厳しいみたいです。
でもそんな中、今働いている人は会社があるってことです。
当たり前じゃなく奇跡なんです。
創業何十年の会社が凄いことなんです。
でも働いている人たちは忘れてしまいがち。
だから、いいんです忘れても。
思い出しましょうよ☆
そうか今、自分の会社があるのは自分もそうだし自分以外の人たちが守ってきて、お客様に価値を提供してお客様が喜んでくれたから。
もともとそこには会社が無かったんです。無かった所にお店を作ったんです。
一生懸命、技術を学んで毎日出勤したかもしれないし、一生懸命ティッシュを配った日もあったかもしれない。一生懸命、努力した日もあったと思うんです。
それが今のお店なんじゃないかなと思います。
でも私たちは忘れるんです。だから思い出しましょうよ。
会社は無くなるのが当たり前、あるのは奇跡なんです。
だからこれから毎日出勤したらやりません?
大きさは人それぞれでいいから、
「うわ~奇跡~」「会社がある~」(*^^*)
恥ずかしかったら小さめでもいいと思うんです(*ノωノ)
何か失うものありますかね?
ないですよね?
でも反対に「あ~また仕事か~」って言っていると、失うものいっぱいあると思うんです‼
その日のパフォーマンスを失います。もしかしたら、そのパフォーマンスで接客したら、お客様を失います。
それが続いたら、そのお店の利益が失われて店が無くなるんです。職を失うんです。
違いますか?合っていますよね?
私たちは、そう言うことが分からなくなるんですよ、当たり前だと思っちゃうと。
だから是非、思い出す習慣を作りましょう。
例えばお墓まいりもオススメだと思うんです。
忘れるからです‼
思い出す仕組みを持つことって凄く大切なんだと思います。
一番いいのは会社に行ったら
「会社がある~♪」
これいいですね☆ 毎日出来るから(^^)v
心の中でも会社があるのって「ありがたいな~」って思う事が、素晴らしい事だと思います。
記事担当:Dr.Driveアーバンきの店 森