皆様、こんにちは!
栗林石油㈱Dr.Drive室蘭仲町店の三上です!
北海道胆振東部地震から約1カ月が過ぎましたが、震災当時に発生した「ブラックアウト」と言われた北海道全域での停電も、北電様や関連会社様の頑張りにより改善され、比較的被害の少なかった私の住んでいる室蘭市では、日常生活を送る事が出来ています。
しかし、震源地である厚真町などでは、いまだ避難所生活を余儀なくされている方々が沢山いらっしゃり、依然として不安や恐怖と闘われているようです。
地震については多数報道もされておりましたので、どのようなものだったのかご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここからは少し私自身の体験談を書かせて頂きます。
地震発生は平成30年9月6日午前3時頃となっており、私は就寝しておりましたが、いきなりのスマホからの地震警告アラーム音で飛び起き、その瞬間に、もの凄い揺れが寝起きの私を襲いました。
寝起きという事もあり、とっさに動く事が出来ず、布団の上でただ地震が収まるのを待ち、収まった後も暫く呆然としていました。
そこから少し時間が経つと、辺りから多数の消防車や救急車のサイレンの音が聞こえ、外が騒然としている事に気が付き、電気も使えず停電している状態となっておりました。
単身赴任で家族から離れて暮らしている私は、同じ北海道の函館市にいる家族が心配になり、すぐに連絡をしたところ無事の確認をする事ができ、次に職場の仲間と連絡を取り合い全員の無事を確認し、お店の設備にも不具合がない事が分かり、やっと一息つく事が出来ました。
そこから少し自身の部屋のチェックを行い、お店に出勤する事にしました。
停電はしておりましたが自家発電機を有している仲町店は、給油作業のみでの営業が可能でしたので、主任と二人でいち早く開店準備を始め普段の営業開始時間より時間を前倒しして営業を開始致しました。
スタッフも次々と出社してくれ、そこから怒涛の給油作業がスタートし、気が付くと今まで見た事がない大行列がお店に出来ていました。
給油作業が続く中、スタッフに疲労の色が見えてきていましたが「お客様も2時間待ってガソリンを入れに来てくれている!せめて笑顔でお迎えしよう!」と言い合い奮起して給油を行っていると、お客様から「こんな中、ガソリンを入れてくれてありがとう!」「助かりました!」「他のスタンドは休んでいるのにご苦労様!」などの感謝や労いのお言葉を多数頂く事ができ、これぞ当社の経営理念に基づいたものだと少し感慨深くも感じました。
テレビなどを見る間のない私たちに、お客様は様々な情報を与えてくれましたが「コンビニやスーパーで食品や飲み物が売り切れ続出!」との情報がお客様から入ってきた時には、食べ物などを備蓄していない独り暮らしの私は、どうしようかとスタッフと話をしていたところ、それを聞いていたと思われるお客様が、車から大量のカップ麺を差し出し「良かったらこれ食べて下さい!!」と言って下さる場面もあり、お客様の温かみにも触れる事が出来て嬉しく思いました。
その他、TwitterなどのSNSでも、電気が無い事により「星がキレイ」などの天体観測を楽しんでいる書き込みや「どうせ暗いから花火でもやっちゃおう」「冷凍肉が自然解凍しちゃったからバーベキューするぞ!」などの書き込みに、北海道の人は逞しいとのコメントが多数寄せられていたようで、同じ道民として前向きな姿勢は見習わなくちゃいけないなとも感じる事ができた出来事となりました。
余談ですが、電気が使えずお湯が出ない為、冷水のシャワーを震えながら浴びた直後に電気が復旧しショックに震えたのはここだけの話です・・・笑
しかし、この記事を書いている時にもタイムリーに大きめな地震が起きるなど、まだまだ地震が頻繁に起きている事から油断は出来ないと思いますし、このような災害はいつどこで起きるか分かりませんので、これを機にいっそうの防災意識と最低限の備えをしておく事が大切かもしれませんね。
ではまた次回も宜しくお願い致します。
記事担当:Dr.Drive室蘭仲町店 三上 匠