皆様、こんにちは!
「あったか七重浜診療所」のドクター久保です!
今年ももうすぐ終わってしまいますが、この年末時期皆様はいかがお過ごしでしょうか?
世間では新型コロナウィルスのニュースが毎日報道され、身近での感染報告が上がるなど油断できない状態です・・・。
しかし、イギリスではワクチンが承認されたとの事で希望の光も見えてきたのではないでしょうか?
このままワクチンの開発や治療法の確立が進む間に、私たちは出来る限りの予防を行ない、この苦境を乗り越えたいですね!
さて、今回は皆様が普段お車に乗っていて、夜間の走行などに欠かせない電球「ヘッドライト」についてご紹介させて頂きたいと思います!
電球といえば、普段皆様のご自宅や職場などでも照明機器として使用されていると思いますが、夜になって照明のスイッチを入れた瞬間に「パチッ!」と切れてしまったという経験は無いでしょうか?
その際、電球を替えるために購入すると思いますが、一体どの電球が正しい電球なのか、考える事があると思います。
電球には様々な種類があり、決められた物を使用しないと照明が点灯しなかったりする事もあります(中には特殊な種類の物もあり、急には手に入らない場合もあったりしますよね・・・)。
それと同じように、皆さまの愛車のヘッドライトに使用されている電球にも様々な種類がある事を、ご存知でしたでしょうか?
今回は、その中で数種類の特徴をご紹介させて頂きますので、ご自身のお車のメンテナンスやカスタムにお役立て頂ければと思います!
まず始めはこちら!
●ハロゲン球●
比較的多くのお車が使用しているもので、一般的な電球となっております。
基本的には白熱電球と同じ原理で、フィラメント(金属)に電気を流すことで電流が流れ、加熱された金属が発光し周りを明るく照らすというものになります。
ガソリンスタンドやホームセンターなど、カー用品を扱っているお店でしたら手に入りやすく、価格も1,000円~2,000円と比較的安価な電球です。
ただ、他の種類にも言える事なのですが、同じハロゲン球でも様々な形がありますので、購入の際にご注意下さい。
お次はこちら!
●ディスチャージ(HID)ランプ●
メーカーによりキセノンランプなど様々な呼称がありますが、正式名称は「高輝度放電ランプ」と言います。
英語で「High Discharge Lamp」と書く事からそれぞれの単語の頭文字をとり「HID」呼ばれています。
蛍光灯と同じような原理で点灯しており、電極間で放電する時の発光を利用して、周りを明るい白い光で照らすランプとなっております。
こちらは、ハロゲン球に比べ、割と在庫している店舗が少なく、価格も10,000円~20,000円程と高価ですが、その分長寿命なのも特徴です。
最後はこちら!
●LEDランプ●
「Light Emitting Diode」の略称で、日本語では「発光ダイオード」を意味しています。
お車のヘッドライト以外でも多く使用されているので、「LED」という名前は聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか?
このLEDは、先程の2種類とは異なり、電気を直接光に変化させるという発光原理で、効率が良く、消費する電力も少ないのが特徴です。
比較的最近お車のヘッドライトに使用され始めたという事もあってか、製品によっては車検を受ける事が出来ない物もあるので購入の際はお気をつけ下さい!
ここまで3種類の電球が出てきましたが、結局どの電球が1番いいのかと言うと・・・なかなか難しい問題になります。
最初にご紹介したハロゲン球は安価で手に入りやすいなどのメリットがありますが、寿命が長くないなどのデメリットもあります。
HIDランプやLEDランプは高価ですが寿命が長く、明るい傾向にあります。
それぞれ価格や寿命、明るさなどにおいてメリットとデメリットあるので、使用する方が何を重要視するかによって、決められるのが良いと思います。
ちなみに私の個人的な意見としましては、HIDランプやLEDランプは、色味により、ハロゲン球よりも雨や雪の夜間において視界が見えづらいと感じます。雨や雪以外の夜間では凄く明るく見やすいのですが・・・。
したがって悪天候時においては、ハロゲン球が個人的にはオススメとなっております(一部HIDやLEDも黄色味が強い物は悪天候時も見やすいという意見もあります)。
さて、最後になりますが、お車にはヘッドライト以外にも様々な電球が使用されております。
お車が好きという方は、ルームランプやナンバー灯など電球を替えられている方も多いかと思いますが、製品によっては道路交通法に適合していない物もありますのでご注意願います。
今回は私のウンチクを長々と述べてしまいましたが、少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです!
当診療所にも様々な種類の電球を取り扱っておりますので、気になった方はお気軽にスタッフにお尋ねください!
それでは、お車をお大事に・・・。
次回の記事もお楽しみに!
記事担当:Dr.Driveセルフ七重浜店 久保 浩太