皆様こんにちは!お体と愛車の健康状態はいかがですか?

いよいよ北海道各地でも積雪となり、函館もそろそろかっ!というところまで来ましたが、皆様はタイヤ交換などの冬の準備はお済みでしょうか?
寒くなってくると面倒になってきますが、冬の間にトラブルとなるともっと面倒なので今のうちにできることはしておきましょうね☆

今回はそんな冬の準備として「バッテリー」に関しての記事を書いていこうと思います!
冬のバッテリートラブル防止のためにもぜひ最後までご覧ください!
さて、冒頭の文を読んで「まだうちの車のバッテリーは大丈夫だよ~!」と思っているそこのアナタ!実はバッテリーが悲鳴を上げていることに気付けていないかもしれませんよ!
近年では以前よりバッテリーが弱りやすくなっている原因が数多くあります。
そして、その数々の原因を経てトラブルが一番起きやすいのが「冬の時期」なんです。
特にこれからのクリスマスからお正月明けまでの時期にはトラブルが1番多発する傾向にあります・・・。
現にこの時期のロードサービスの出動の約4割を占めるのが、バッテリートラブルなんです(;’∀’)

ちなみに、バッテリー上がりでロードサービスを呼ぶと、会員でない方は「2万円程度の料金を請求される」ことになります・・・。
2万円ってサイズによってはバッテリーを新品に換えることができちゃうくらいの料金ですよ・・・非常にもったいないですよね・・・。
更にはバッテリーが上がってしまうと、ロードサービスの方にエンジンを始動してもらっても、その後にバッテリーの充電や交換が必要になりますので、更にお金がかかってしまいます”(-“”-)”
しかも、ロードサービスの到着まで時間もかかりますので、予定が大幅に狂ってしまうことになりますので良いことがないですね・・・。

さて、ここからは以前よりバッテリーが弱りやすくなっている原因についてご紹介させていただきたいと思います(‘◇’)ゞ
【猛暑によるバッテリーへのダメージ】
近年様々なことで問題となっている夏の猛暑ですが、北海道でもエアコンがないと厳しいくらいになってきていますよね・・・。
野菜の不作などの原因にもなっていますが、その猛暑は車のバッテリーにも大きく影響しています。
車のバッテリーはスマホの電池と同じで、電気を使っては充電して繰り返し使える電池のようなものです。
夏はエアコンなどの使用によって消費電力が多くなります。

もちろん気温が上がれば上がるほど冷やすのに電力を多く使いますのでバッテリーへの負担は増えます。
そういった「電気を使う→充電する」のサイクルがバッテリーの負担となって徐々に弱っていきます。
以前のように夏でも涼しい日が多く、エアコンを使わなくても窓を開けて走行すれば大丈夫だったり、エアコンを使っているけどそこまで外気温が高くないのでエアコンの消費電力が少なく済んでいた時とは違い、現在は夏場にバッテリーが受ける負担が以前より凄く大きくなっています。
そういったことから夏の猛暑によってバッテリーが以前より弱りやすくなっていると言えます。
【アイドリングストップ車やハイブリット車の急増】
最近は、多くの車にアイドリングストップ機能が搭載され、ハイブリット車も増えてきています。
実は車の動作の中で一番バッテリーに負担がかかるのがエンジン始動です。

アイドリングストップ車やハイブリット車は、信号待ちなどの間エンジンを停止して、走り出す際にエンジンを始動する仕組みになっていますが、これが多く繰り返されるうちに徐々にバッテリーにダメージを与えることになります。
これらの車は、他の車に比べてこういったエンジンのON/OFFの繰り返しに耐えられるようなバッテリーを搭載していますが、それでも寿命はおよそ3年程度とされています。

アイドリングストップはお車によっては機能を停止することもできますが、アイドリングストップによる燃費性能の向上が犠牲となりますので、切るのは非常にもったいないですよね・・・。
定期的なバッテリー交換を行っていれば問題はありませんので、ぜひアイドリングストップやハイブリットの恩恵を最大限に享受できるよう、バッテリーは寿命前に交換しましょう(^^♪
【電装装備の充実化(暗電流の増加)】
「暗電流」とは、お車のエンジンがかかっていない時にコンピューターなどのバックアップを取り続けるために使用されている電気のことです。

近年では、お車にカーナビなどの電装品が多く搭載されるようになったことから、この暗電流が増加傾向にあるそうです。
ちなみに軽四サイズのバッテリーで暗電流が20ミリアンペアあるお車の場合、1日で1.7%、1週間で12%、1か月で51.4%の電気をバッテリーから使用されるそうです。
一般的に放電量が50%を超えた場合、エンジンの始動に影響が出て、場合によってはエンジンの始動が困難な状況となるそうですので、いわゆる「バッテリー上がり状態になる」ということですね・・・。
そういったことで以前に比べてエンジンを切っている状態でも電気が多く使用され、バッテリーに負担がかかるようになっているとのことです。
【物価高の影響】
これに関しては、直接バッテリーに影響が出ているわけではありませんが、物価高は皆様のご家庭に漏れなく影響を及ぼしていると思います。

そういった影響によって今起きているのは「車のメンテナンスの後回し」です。
タイヤやオイル、バッテリーと車には定期的に交換しなければならないものがありますが、そういった物の交換サイクルが以前に比べて延ばされている傾向にあります。

これによってバッテリーが長く交換されずに放置されているケースが多く、急に寿命を迎えてトラブルとなることが多いようです。
私が20年以上、車の整備に携わってきた経験から申しますと「車は手をかけただけ長く乗れる」ということは間違いないと思います。
メンテナンスをしない車は、こまめにメンテナンスしている車に比べて寿命が短くなると思いますので、そのぶん車を買い替えるサイクルが早まり、結果出費が多くなる、ローンが重なったり続いたりすることで家計が圧迫されるということに繋がりかねませんので、メンテナンスサイクルはお守りいただくようにすることが結果として出費を抑えることになると思いますよ(^^)/

他にも要因はいくつかございますが、主にこれらの要因が冬までの間に積み重なり、冬の気温が下がったタイミング、しかもお正月などのお休みの期間などにトラブルとして現れることが増えてきているんですね・・・汗
ちなみにバッテリー自体の性能も、もちろん上がっていますが、以前のバッテリーに比べて近年のバッテリーは、限界ギリギリまで最大限の力を発揮してくれます(ぶっ倒れるまで頑張ります)。
したがって、以前はバッテリーが弱ってくると症状がみられて「そろそろ交換かなー」とご自身でも分かる方もいらっしゃったと思いますが、今は急に「あ~もうダメだ~」と限界を迎えるため、トラブルが起きる前に定期的な交換が必要となっています。
当店では、常にバッテリーに限らずお車の点検は無料で行っております。

点検を行ったからといって、整備やメンテナンスを必ず行わなければいけないということはなく、むしろお車の健康を保つことが我々の仕事と考えておりますので、ぜひ当店の無料安全点検サービスをお車の日常点検にお役立てください。
今回の記事はここまで!
少し長くなってしまいましたが、こういった記事が皆様の快適なカーライフの一助となれると幸いです!
皆様、まだまだ寒い日が続きますので、風邪などひかない様、ご自身のお体にもお気をつけくださいね。
それでは、お車とお体と車の健康をお大事に・・・!
記事担当:Dr.Drive セルフ七重浜店 三上 匠








