皆様こんにちは!お体と愛車の健康状態は如何ですか?
「あったか七重浜診療所」医院長の三上です!
いきなりですが、皆さん愛車のオイル交換は定期的に行なっていますか?
オイル交換は一般的に【6ヶ月または5,000キロ毎の交換】が推奨されていますが、【エンジンオイルは人間でいう血液】と言われており、交換を怠ると様々な症状や故障の原因となります。(燃費の悪化、エンジンの異音、エンジンの焼き付きなど・・・)
人間の血液も同様でドロドロだと血管が詰まったり様々な病気の原因になりますよね・・・。(心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤など・・・)
血液は健康診断などでも定期的に調べるほど重要な項目になっていますので、自身の血液のケアと同様愛車のエンジンオイルも定期的にケアしていきましょう!
さて、話は変わりますが、いよいよ北海道各地で降雪が観測され、冬到来といった感じですが、降雪地方にお住まいの皆様はタイヤ交換はお済みでしょうか?
ここ数年は雪の降り始めが遅く、気温も高い日が多いことから、「ご自身でタイヤ交換をされる」「家族がタイヤ交換をしてくれる」といった方も多くいらっしゃると思いますが、今回は【タイヤ交換時の注意点】や【タイヤ交換後に行なう事】をまとめてみましたので、チェック漏れがないか記事を最後までお読み頂き、是非チェックしてみて下さい!
【タイヤ交換時の注意点】
・溝があるタイヤをフロントに装着する。
車は後タイヤが滑るより、前タイヤが滑る方が制御が効かず事故に繋がりやすいからという理由が第一ですが、実は車は前後でタイヤにかかる重みが違っており、一般的にエンジンがある事で重みがかかりやすい事から、前タイヤの方が減りやすい傾向にあります。
したがって、1シーズン装着後に比較すると前側に装着していたタイヤの方が減っている事が多い為、次のシーズンは装着位置を変えるなどの工夫をする事でタイヤの減りを均一にしていく事が可能になります。
・タイヤの溝がどの位あるか、製造からどの位の期間が経っているか確認する。
タイヤは性能を発揮できる溝の厚さや、大体の使用年数が決まっています。
溝に関しては、浅くなるとタイヤの効きが悪くなるのはもちろん、使用限界を過ぎたタイヤは整備不良として取り締まりの対象となり、車検も通らなくなるので注意が必要です。
上の写真にあるプラットフォームと溝の高さが一緒になるとスタッドレスタイヤとしての使用が不可となります。
プラットフォームのある場所は、タイヤ側面に4か所、矢印などの目印が付いています。
年数はおおよそ3年が目安でそれを過ぎると溝が残っていても、ゴムの硬化が進みスリップの原因となる場合もあるので、こちらも要注意です。
タイヤによっては、上の写真にある表記でタイヤがいつ頃製造されたか分かるようになっていますので一目で確認可能です。
・タイヤローテーション(方向性)に注意する。
タイヤはパターンによって進行方向が決まっている物があります。
上の写真のような表記がされていますので装着位置に気を付けて交換する必要があります。
間違えてしまうとタイヤ本来の性能を発揮できない為注意が必要です。
・取付用ナットの種類や向きに注意する。
タイヤ(ホイール)を車体に取り付ける為には取付用のナットを使用しますが、ナットはメーカーによって使用出来るものと使用できないものがあり、同じメーカーのものでもホイールによって専用ナットが設定されているなど、下の写真のように様々な種類があります。
また、ナットは向きを間違えて装着すると緩みなどの原因になってしまうので向きに気を付けて装着する必要があります。
一般的にはテーパー状(すり鉢状)になっている方を車体側の向きで装着する事で緩みを防止する仕組みになっています。
・ナットを締め過ぎない。
タイヤを装着する際に、力いっぱい締めた方が緩まなくて良いと思いがちですが、自動車メーカー別に締め付けトルク(力)が定められており、そのトルクを超えて締めてしまうとタイヤを取り付けるボルトを傷めたり、折ってしまったりする事があるので注意が必要です。
上の写真のようにレンチに乗って足で締めるなどはしないように気をつけましょう。
上記に加え、ご自宅前などでタイヤ交換をする際のジャッキアップは平たんな固い地面で行なうようにして下さい。
斜面や柔らかく不安定な地面では車が落下する危険性があるので絶対にしないよう気をつけましょう。
【タイヤ交換後に行なう事】
・増し締めを行なう。
上の方でも書かせて頂きましたが、ナットは規定値のトルク(力)で締める必要がありますので、締め方が弱い所が無いか?などの確認の意味も含めて【トルクレンチ】というものでしっかりとトルクを設定して締めを確認して下さい。
※ダイヤル等でトルクの調整ができる物もあるので、規定トルクに合わせて使用します
電動などのインパクトを使用してタイヤ交換される方もいらっしゃるかと思いますが、使用期間が長くなったり故障していたりといった事が原因で、新品状態よりもトルクが弱くなっている事も考えられます。
結果、充分な締め付けでない事に気付かず走行し、脱輪などが起きてしまう事もありますので、確認が必要です。
・空気圧を調整する。
タイヤの空気は微量ずつではありますが自然と抜けてしまい、1シーズン置いておくと空気圧が減った状態になっている為、タイヤ交換時は毎回空気の充填が必要です。
空気圧は高すぎも低すぎも良くない為、車種ごとに定められた規定圧を確認し充填するようにして下さい。(燃費の悪化や制動距離、タイヤの寿命などに影響します)
上の写真のように車ごとに規定圧を記したステッカーが貼ってあるので確認してみて下さい。
上記に加え、タイヤの保管は、劣化を防ぐ為出来る限り物置などの屋内で保管する事をお勧め致します。
※保管場所が無いという方は当診療所で保管サービスを行なっておりますのでお問い合わせ下さい。
以上が【タイヤ交換の注意点】と【交換後に行わなければいけない事】のご紹介でしたが如何でしたでしょうか?
既に交換した方も事故を防ぐ為にも、もう一度確認をお願い致します。
上記項目の確認が難しい、面倒だという方は当診療所にて無料で確認させて頂きますので、安全走行の為、是非お気軽にスタッフまでお声を掛けて下さい!
それでは、今回の記事はここまで。
お車とお体と命を運ぶタイヤをお大事に・・・!
記事担当:Dr.Driveセルフ七重浜店 三上匠