みなさん、こんにちは(*^_^*)/
北海道もやっと夏らしい気温になってまいりましたね。
例年のようなレジャーや旅行、キャンプ等のおでかけもなんとなく回数が減っているのが現状でしょうか?
道内旅行割引⇒どうみん割もはじまり、お休みしていた施設なども再開しているとこも増えてきているので、もう少し景気が戻るのを期待したいですね。
さて、今回は車のガソリンのレギュラーとハイオクの違いについて書きたいと思います。
「ハイオク」はプレミアムガソリンともいわれ、レギュラーよりも価格が高いので、高級ガソリンと思っていらっしゃる方も多いと思います。
しかしハイオクとは「高オクタン価ガソリン」のことをいい、燃えにくいガソリンのことをいいます。
「オクタン価」とは、エンジン内の異常燃焼のひとつであるノッキング現象の起こしにくさを示す指標のことです。
・ガソリンの発火しにくさを「最大100」の数字で表記したもの
・日本ではハイオク96以上、レギュラー89以上
・オクタン価が高いと発火する限界温度が高くなる
ハイオクとレギュラーの区別はこのオクタン価によって決定します。
純粋のガソリンは異常燃焼を起こし、エンジンに不自然な動きや振動を起こしてしまいます。
こうした現象を起こさないようにガソリンには添加物を加え異常燃焼を起こらないよう工夫されています。
オクタン価が高ければ高いほど、ガソリンは異常燃焼を起こしにくくなります。
このオクタン価の数値によって「ハイオク」か「レギュラー」かの区別がされます。
ハイオクがレギュラーガソリンよりもオクタン価を高くするために、さらに添加物が多く入っているため、ハイオクとレギュラーでは1リットル当たり約10円程度、ハイオクの値段が高くなっています。
ハイオクは添加物が多い分、燃えカスもたくさん出ますが、それらを洗浄するための洗浄剤もハイオクには含まれています。
それでは、ハイオクとレギュラーでは、どちらが優れ、どちらを選ぶべきなのでしょうか?
「ハイオク」はプレミアムガソリンとも呼ばれ、燃費が良くエンジンにも優しいというイメージがりますが、車のエンジン設計は使用するガソリンに合わせているので、ハイオクかレギュラーのどちらかで優劣を決めることはできません。
ハイオク専用車はハイオクのガソリンを給油して最大の効果を発揮するように作られ、レギュラー専用車もレギュラーのガソリンを給油して最大の効果を発揮するよう作られています。
ハイオク専用車はスポーツカーや高排気量車、高級車、外国車が多く、レギュラー専用車は軽自動車から一般の乗用車が多いです。
仕様と異なるオクタン価のガソリンを選ぶということ自体に意味がなく、どんな種類の車でどんなカーライフを送りたいかが重要になるのです。
ただし、ヨーロッパではオクタン価95以上のガソリンしか販売されていないので、並行輸入の欧州車に乗っているという方は、ハイオクガソリンを選んだほうがいいということになります。
ハイオクはレギュラーに比べてオクタン価が高く発火しにくい性質を持つために、ノッキング現象を起こしにくいガソリンです。
そのためスポーツカーや高排気量車などに適したガソリンです。
ハイオク、レギュラーそれ自体に優劣はありませんので、自分の車に適したガソリンを正しく給油し、エンジンに優しい走りを心がけるのが大切なのかもしれませんね。
記事担当:Dr.Drive藤野中央店 植松 ノリ子